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アジア杯2027、通常開催か延期か――森保監督から大岩監督への引き継ぎが気になる

11月のバンコクでの理事会を前に、延期なら2028年1〜2月が有力との報道が出た。12月30日の親善試合や、五輪代表も率いる大岩剛監督の準備にはどう影響するのか。11月14日のブラジル戦、17日のパラグアイ戦は、森保監督の任期を考えるうえでどんな意味を持つ2試合になるのか。

朝日に照らされたサッカー場を、二人の指導者がボールのそばに並んで見つめる後ろ姿のイラスト。
イラスト: OpenAI

アジア杯が1年動いたら、森保監督から大岩監督へ渡すはずだった時間は、どうなるんだろう。

10月20日のスポニチは、AFC(アジアサッカー連盟)の11月の理事会で、大会を予定どおり開くかどうかの判断が出る見通しだと報じました。スポニチアネックス/ライブドア掲載

大会を楽しみに待つ気持ちはあるのに、引き継ぎの段取りや代表の準備まで揺れそうに思えて、少し落ち着かなくなってきました。

いつ開催するのか。誰が指揮を執るのか。そして、それまでの試合をどう見たいか。まだ決まっていないこともあるけれど、ひとつずつ順番に見ていきたいです。

11月の理事会まで、判断を待つ段階

延期の可能性が語られている背景には、サウジアラビアの安全面への懸念があります。一方で、開催側は準備を続けていて、大会日程の変更が発表された段階ではありません。

AFCが公表している日程は、2027年1月7日から2月5日まで。リヤド、ジッダ、アルコバールの3都市で開く予定です。AFC公式

10月15日のAFPは、イエメンの武装勢力・フーシ派によるサウジへの一連の攻撃を背景に、延期の可能性を報じました。サルマンAFC会長は前日の14日、チューリヒで、判断は11月末まで待つことができ、必要なら2028年へ1年延期することも可能だと話しています。AFP

早く予定を知りたい私も、攻撃の報道に触れると、まずは選手やスタッフ、現地へ向かう人たちが落ち着いて大会を迎えられてほしい、と願いたくなります。

その一方で、準備は進んでいます。Arab Newsによると、大会組織委員会は15日の声明で、AFCなどと連携し、会場や施設、関連サービスの準備は承認された予定に沿って進んでいると説明しました。Arab News

そして20日のスポニチが伝えた選択肢は、予定どおりの開催か、延期かの二つ。延期なら2028年1〜2月が有力としています。別の国での開催については、時間的に間に合わないと、日本サッカー協会の幹部が話しているそうです。スポニチアネックス/ライブドア掲載

私は、開催に向けて準備を進めながら、判断を待っているところなのだと受け止めています。そう考えると、日本代表の監督交代の区切りになっていた「大会終了後」という言葉も、改めて立ち止まって考えたくなるんですよね。

「アジア杯終了まで」と、延期後の任期の間

森保監督がアジア杯まで指揮する方針は発表されています。ただ、大会が延期になった場合の任期は、まだはっきり示されていません。

日本サッカー協会(JFA)が7月23日に発表したのは、森保一監督が大会終了まで指揮を執り、その後を大岩剛監督が引き継ぐという予定でした。JFA公式・監督人事発表

翌24日の会見では、森保監督は大岩監督とのやり取りにも触れています。以前から日本の勝利や選手の成長のために話をしてきたこと、これからも次につながるように話をしていきたいことを語っていました。JFA公式・会見報告

その後、延期の可能性が浮上してからの説明を伝えたのが、10月15日のスポーツ報知です。森保監督の任期について、JFAの湯川和之専務理事はこう話しています。

契約期間は公表していません。アジア杯は(森保)監督が指揮を執る、ということだけで、今日はそういう話は出ていません

— 湯川和之(JFA専務理事)、スポーツ報知/ライブドア掲載(2026年10月15日)

私には、大会終了までという区切りは分かりやすいものでした。でも、大会そのものが動くかもしれないとなると、いつまで今の体制が続くのだろう、と戸惑います。この説明を読んでも、その先はまだ見えてきません。

だから今は、残る活動で何を仕上げ、次へ何を渡せるかが気になっています。両監督が以前から話をしていると知ると、区切りの日を待つ間にも、受け渡せるものはありそうだなと思えます。

大岩監督の兼任で気になる、二つの代表の時間

机に並ぶ二つのピッチ模型と青い練習着、その間の砂時計と手前に開いた白紙のノート。 二つの代表の準備と、それぞれに向き合う時間を表したイメージ。AI生成イラスト(実際の試合場面ではありません)。

大岩監督は、日本代表のトップチームにあたるA代表と、五輪を目指す代表の両方を率いる予定です。アジア杯が延期されたら、二つのチームの準備をどう進めるのか。私は、そこが知りたいんです。

JFAの7月23日の発表では、大岩剛監督の肩書きは、21歳以下の選手で作るU-21日本代表の監督です。このチームが、2028年ロサンゼルス五輪を目指す代表にあたります。A代表の監督に就任した後も、引き続き率いる予定になっています。JFA公式・監督人事発表

10月20日のスポニチは、延期後のアジア杯とロサンゼルス五輪予選の日程が重なった場合、大岩監督がどちらを指揮するかという問題が出てくると指摘しています。日程が重なると決まった話ではなく、延期された場合に考える必要があることの一つです。スポニチアネックス/ライブドア掲載

JFAの7月の会見報告では、大岩監督を選んだ理由として、若い選手を育てながらチームを強くしてきたこと、世代交代への取り組み、国際大会での経験などが挙げられていました。JFA公式・会見報告

若い世代を見てきた監督が、その選手たちを知ったうえでA代表も率いる。それって、楽しみなんですよね。ただ、両方のチームの練習を見たり、選手と話したりする時間をどう取るのだろう、とも思います。

選手への説明やスタッフ間の引き継ぎも含めて、次の発表で知りたいのは、両方の代表を支えるスタッフの役割分担です。

11月の2試合で、次へ渡るプレーを見たい

森保監督の最後の指揮になる可能性も報じられたことで、11月のブラジル戦とパラグアイ戦では、今の代表から次へ残せるプレーがいっそう気になっています。

10月20日のスポニチは、12月30日の親善試合の開催も微妙となり、11月のシンガポール遠征が最後の指揮になる可能性もあると書いています。退任時期や試合の中止が決まったという話ではありません。スポニチアネックス/ライブドア掲載

もしそうなら、この2試合の見え方が少し変わります。最後かもしれないという言葉だけに気持ちを向けるより、選手たちが何を積み重ねられるかを見届けたいんです。

日本は11月14日にブラジル、17日にパラグアイと、シンガポールナショナルスタジアムで対戦する予定です。森保監督は、シンガポールでの大会への参加が発表された9月3日に、この対戦をアジア杯での良いプレーにつなげたいと話していました。当初は、アジア杯への準備として位置づけられていた2試合です。JFA公式・大会参加発表

7月23日のAPの記事では、日本はこう評されていました。

A field of 24 teams has already qualified and Japan are among the favorites. (訳)すでに24チームが出場権を獲得しており、日本は優勝候補の一角だ。

— AP/Arab News PK(2026年7月23日)

7月時点の評価ではあるけれど、優勝候補と見られるのはうれしいです。11月は、選手同士がどんなプレーを一緒にできるのかに目が行きそうです。

ボールを奪った後、誰が近くでパスを受けるのか。交代で入った選手が、周りとどうつながるのか。そうした場面にこそ、次の体制でも続いてほしい連係が見つかりそうです。

日程を待つ落ち着かなさは残ります。それでも、奪ったボールを近くの仲間が受けて、次のパスがつながったら、きっと巻き戻して見返しちゃう。そんな場面に出会えたらうれしいな。

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