FC東京対柏、4-0の次に見たい攻防――J1第11節、勝点2差の水曜夜
10月21日のJ1第11節は、FC東京対柏、長崎対広島、清水対町田、川崎F対神戸が同じ19時に始まる。勝点23に3クラブが並ぶ夜、東京V戦の68分のクロス、柏の23分の同点弾、町田が追加点を待った時間が気になる。前節の得点場面から、今夜はボールのどこを追いたくなるだろう。
19時、味の素スタジアム(味スタ)のFC東京対柏を見始めても、長崎対広島や、清水のホーム・日本平での町田戦の経過が気になってしまいそう。今夜は上位5クラブの攻防を、私なりに見比べてみます。
第10節を終え、全クラブが10試合を消化。首位から5位まで勝点2差です。(Jリーグ公式順位表)
| 順位 | クラブ | 勝点 | 得点 | 失点 | 得失点差(得点−失点) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 広島 | 23 | 25 | 6 | +19 |
| 2 | 町田 | 23 | 25 | 10 | +15 |
| 3 | FC東京 | 23 | 21 | 8 | +13 |
| 4 | 神戸 | 22 | 17 | 9 | +8 |
| 5 | 柏 | 21 | 22 | 17 | +5 |
これだけ近いと、一つゴールが入るたびに別会場の速報までのぞきたくなります。落ち着かないけれど、この近さにはわくわくします。
今日10月21日の第11節は全10試合。9試合が19時、浦和対千葉が19時30分に始まります。(Jリーグ公式日程)
私はまずFC東京と柏のゴール前から。広島がボールを失った後の戻り方、町田と神戸の攻撃にも、順に目を向けるつもりです。
FC東京対柏――クロスが上がるまでを追いたい
柏戦では、右からゴール前へ送るクロスに至るパスと、守る選手との距離に目を向けます。
10月21日19時の味スタで向き合うのは、第10節終了時点で3位のFC東京と5位の柏。(Jリーグ公式・対戦情報)
FC東京は10月17日の東京V戦に4-0で勝ちました。ただ、18分に東京Vが退場者を出した試合で、FC東京の先制は41分。相手が1人少ない状態での試合だったことも、頭に置いています。
その試合で大森理生が途中出場したのは66分。2分後には右からクロスを届け、長倉幹樹が中央で合わせて3点目になりました。(Jリーグ公式記録)決めた長倉と同じくらい、入ったばかりの大森にも拍手を送りたくなる場面です。今夜は外側の選手が前を向いたら、中央へ入る味方にも目を移してみます。
柏にも、ゴールへ迫る場面を期待しています。前節の名古屋戦は1-3でしたが、6分の失点後、23分には遠藤渓太が同点ゴール。その後、36分と79分に失点しました。(柏レイソル公式試合記録)
FC東京がクロスへ運ぶ時、柏の選手はどこまで近づくのか。反対に柏が前へ出たら、FC東京の選手はどう戻るのか。攻める側が入れ替わるたび、私の視線も行ったり来たりです。
今夜、私が確かめたいのは二つ。クロスを上げる選手にどれだけ時間があるか、中央の受け手には誰が付いているか。シュートへつながる手前の攻防も、見逃したくありません。
長崎対広島――25得点と6失点、その間のプレーが気になる
攻撃から守備へ向きを変え、味方同士の距離を縮める動きのイメージ。AI生成イラスト(実際の試合場面ではありません)。
長崎戦の広島で私が注目するのは、攻めていた選手が守備へ戻る瞬間です。ゴールが決まるとつい喜んで終わってしまう私ですが、今夜はボールを失った瞬間にも目を凝らすつもりです。
広島はここまで25得点で、町田と並ぶリーグ最多。一方、6失点はリーグで最も少ない数字です。(Jリーグ公式順位表)攻撃にたくさん関わりながら、どうやって自分たちのゴールを守っているのだろう。そんなところに興味が湧きます。
前節の京都戦は3-0。48分に菅大輝、78分に鈴木章斗、82分に加藤陸次樹が決めました。(Jリーグ公式試合記録)菅のゴールに目を奪われた分だけ、今夜は攻撃に出ていた選手のその後も気になります。ボールを奪われた時、誰が相手へ近づき、誰が後ろへ走るんだろう。
長崎対広島は10月21日19時、PEACE STADIUM Connected by SoftBankで始まります。Jリーグのプレビューでは、長崎のマテウス・ジェズスが相手に奪われずにボールを持ち、攻撃につなぐ役割に注目しています。(Jリーグ公式・対戦情報)
長崎が前でボールを持てたら、広島の攻めていた選手はどこまで戻るのか。後ろにいる味方との距離はどう変わるのか。6失点という数字を、そうした一人ひとりの動きに重ねて眺めるつもりです。
長崎が戻ってくる広島の選手をかわして、ボールを前へ運ぶ場面にも期待しています。前へ進もうとする長崎と、戻りながら止めようとする広島。その両方を見比べていたら、ゴール前に届く前から声が出ちゃうかも。
町田と神戸の3-0――点差が開く前の時間も見たい
町田と神戸は前節、ともに3-0で勝ちました。私が目を留めたのは、町田の長い1点差と、神戸の後半の3得点。同じスコアでも、私が心を引かれる場面は少し違います。
町田は10月18日の福岡戦で、22分にテテ・イェンギが先制。73分に前寛之、76分に望月ヘンリー海輝が決めました。(Jリーグ公式試合記録)先制から追加点まで約50分、1-0が続いていたんですよね。もう1点ほしいと待つ間、どこへパスを出し、どこで相手の攻撃を止めるのか。3得点のうれしさと一緒に、その間のプレーも覚えておきたくなります。
清水対町田は10月21日19時、IAIスタジアム日本平で始まります。清水の吉田孝行監督は、自分たちのゴールから遠い場所で守るため、前へ出て相手に圧力を掛ける考えを説明しています。(Jリーグ公式・対戦情報)
点差にかかわらず、清水が前からボールを奪いに来た時の、町田の最初のパスに注目です。近づいてくる相手の向こうへボールが届いたら、つい身を乗り出してしまいます。
神戸は10月18日の岡山戦で、大迫勇也が49分と56分、マテウス・トゥーレルが64分に得点して3-0。56分は武藤嘉紀のパスを大迫が頭で決めたゴールでした。(Jリーグ公式試合記録)
神戸では、この二人のような出し手と受け手の動きに目が向きます。パスを出す選手が顔を上げた時、受ける選手はどこへ動くのか。あのヘディングも、ボールが届く少し前からもう一度見返したくなります。
川崎F対神戸も10月21日19時、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで始まります。(Jリーグ公式・対戦情報)町田では次の1点を待つ間のやり取りを、神戸ではパスが届く前の動きを。今夜のスコアを見た時に、その場面も一緒に浮かんできたらうれしいです。
19時、まずは味スタの一つの攻防から
今夜は会場ごとに、一つずつ楽しみを決めておきます。
FC東京対柏は、クロスを上げる選手にどれだけ時間があるか。
長崎対広島は、ボールを失った後に誰が戻るか。
清水対町田は、前から奪いに来られた時の最初のパス。
川崎F対神戸は、パスが届く前の受け手の動き。
勝点23で並ぶ広島、町田、FC東京の順番は、今夜どう変わるんだろう。試合後に順位表を開くのが、もう待ち遠しいです。