toto

同じ試合でも投票は違う:mini totoとtotoの投票は、どちらが結果に近かったか

回ページには、同じ試合についてtotoとmini totoの投票が並びます。2026年のJリーグ260試合を比べると、mini totoの投票は本命への集中が平均7.3ポイント弱く、その分が引き分けに回っていました。どちらが結果に近かったかも見ます。

同じ試合に対するmini totoとtotoの異なる投票分布を比較するデータジオラマ

当サイトのtotoの回ページには、「mini totoの5試合」の欄があります。そこでは同じ試合について、totoを買った人たちの投票と、mini totoを買った人たちの投票が並んでいます。同じ試合なのに、2つの割合はけっこう違います。どれくらい違い、どちらに寄っていて、どちらが結果に近かったのか。2026年の投票で調べました。

mini totoとtotoの関係

mini totoは、同じ回のtotoの13試合から5試合を選んだくじです。A組とB組があり、5試合すべて的中で1等になります。2026年に調べた回では、mini totoの試合はすべて同じ回のtotoの試合の中にありました。

つまり、同じ試合に対して「totoを買う人たち」と「mini totoを買う人たち」の2つの投票が、別々に集まっています。売れた口数は、1組あたりtotoがmini totoの約10.5倍(中央値)でした。mini totoのほうが、ずっと少ない人数の投票です。

比べたもの

2026年に、同じ回でtotoとmini totoの両方が売られたのは34回です。そのうち8回は、1〜2月初めのブンデスリーガやチャンピオンズリーグ、6月のワールドカップといった海外の試合の回でした。この記事では、残るJリーグの26回・260試合(A組・B組それぞれ130試合)を中心に見ていきます。2〜5月の百年構想リーグと、8〜9月の新しいシーズンの回です。

投票は、販売サイトが公表している販売終了時点の割合です。結果は、公式のくじ結果を使いました。

差はどれくらいあるか

1試合ごとに、ホーム勝ち・引き分け・アウェイ勝ちの3つの割合を比べ、いちばん大きな差を取りました。

260試合の平均は7.6ポイント、中央値は7.4ポイントでした。10ポイント以上違った試合は70試合で、およそ4試合に1試合です。いちばん大きかったのは17.4ポイントでした。

差の大きかった試合を並べます(割合はホーム勝ち/引き分け/アウェイ勝ちの順)。

回・組 対戦 mini totoの投票 totoの投票 結果
第1644回 A組 C大阪 vs 岡山 51/28/20 69/18/13 ホーム勝ち
第1632回 B組 G大阪 vs 東京V 59/24/17 75/14/11 引き分け
第1645回 A組 神戸 vs FC東京 53/27/20 69/17/13 引き分け
第1631回 B組 柏 vs 千葉 56/27/18 71/17/12 ホーム勝ち
第1649回 B組 横浜FM vs 京都 53/24/24 68/15/16 引き分け

どの試合も、totoの投票がホーム勝ちに大きく集まり、mini totoの投票はそこまで集まっていません。

差の向きは、ほぼいつも同じ

表の5試合だけの話ではありませんでした。totoの投票でいちばん多かった結果(ここでは「本命」と呼びます)に、mini totoの投票は平均で7.3ポイント少なく入っていました。260試合のうち252試合で、mini totoのほうが少なかったのです。

その分が回った先は、主に引き分けでした。引き分けへの投票は、mini totoのほうが平均4.7ポイント多く、ホーム勝ちへの投票は3.2ポイント少なくなっています。本命に集まった割合の平均は、totoが56.4%、mini totoが49.1%でした。

一方で、本命そのものが入れ替わった試合は、260試合中4試合しかありません。2つの投票は「どれが一番ありそうか」ではほとんど一致していて、違うのは「どれくらい自信を持つか」でした。

どちらが結果に近かったか

投票の割合を、そのまま確率の予想として採点してみました。採点にはRPS(ランク確率スコア)を使います。0が完璧で、低いほど良い数字です。

totoの投票 mini totoの投票
RPS 0.2362 0.2269
本命が当たった割合 45.8% 44.6%

RPSは、mini totoの投票のほうが良い結果でした。差は0.0093で、試合ごとの差から計算した標準誤差は0.0033です。本命が当たった割合はほとんど同じなので、差がついたのは「本命にどれくらい寄せたか」の部分です。

totoの投票が本命にどれくらい集まっていたかで試合を分けると、理由が見えてきます。

totoの投票が本命に集まった割合 試合 totoの投票 mini totoの投票 本命が実際に勝った割合
50%未満 93 43.3% 39.9% 45.2%
50〜60% 66 55.2% 47.4% 47.0%
60〜70% 58 64.5% 54.3% 41.4%
70%以上 43 75.6% 64.6% 51.2%

totoの投票が6割、7割と集まった本命でも、実際に勝ったのは4〜5割でした。totoの投票はそうした試合で本命に寄りすぎていて、mini totoの投票はその分控えめだったことになります。ただし、帯ごとの試合数は43〜93と多くありません。帯ごとの「実際に勝った割合」は、たまたまで数ポイントは動きうる数です。

組ごとに見ると、差はA組が0.0060(標準誤差0.0046)、B組が0.0126(同0.0047)でした。引き分けで終わった試合は、A組が23.8%、B組が33.1%です。引き分けの多かったB組で、引き分けに多く入れていたmini totoの投票との差が大きくなっていました。

海外の試合の回では、差が出なかった

同じことを、海外の試合の8回・80試合で調べると、様子が変わります。

mini totoの投票が本命に少なく入れる向きは同じでした(平均5.7ポイント少ない)。けれどもRPSは、totoの投票0.1781、mini totoの投票0.1789で、差はありません。この80試合では、totoの投票が7割以上集まった本命が、26試合中61.5%勝っていました。本命が順当に勝つ試合が多ければ、本命に寄せた投票が不利にはなりません。

mini totoの投票が結果に近かったのは、「mini totoを買う人のほうが読みが鋭い」からとは限りません。控えめな投票が報われるくらい、2026年のJリーグで本命の取りこぼしや引き分けが多かった、とも読めます。

回ページでの読み方

回ページのmini totoの欄では、2つの投票の差が大きい試合ほど、2つの買い手のあいだで見方が分かれていることになります。多くの場合、totoの投票のほうが本命に強く寄っています。

どちらの投票も、当サイトの予想ではありません。当サイトの確率は得点モデルだけから計算していて、投票の割合は使っていません。投票は「その試合がどう見られているか」を知る材料として並べています。

この比較で言えないこと

  • 調べたのは2026年の1年分、Jリーグの26回・260試合です。
  • mini totoの投票が結果に近かったという向きは、引き分けの多かったB組で大きく、海外の試合の回では消えました。引き分けや本命の取りこぼしが少ない年には、逆になることもありえます。
  • 投票は販売終了時点の割合です。販売期間中にどう動いたかは見ていません。
  • 誰がどんな考えでmini totoを買っているのかは、このデータからは分かりません。
  • 当サイトの予想と、2つの投票との比較はしていません。
  • 購入を勧めるものではありません。totoとmini totoは19歳未満は購入できません。

関連ページ

はてなブックマークに追加