運営者の雑感

J1の直接対決からアジアへ――ACLE・ACL2第2節、日本勢6クラブの一週間

10月9、10日の国内戦を終えると、次の舞台までは最短3日。開幕節で鹿島が7得点を挙げた相手にG大阪が、柏を逆転で下した全北現代に神戸が挑み、京都はJ1から3日後にラーチャブリーを迎えます。会場も相手も変わる短い一週間に、各クラブはどんな答えを選ぶのでしょうか。

スタジアム中央に後ろ姿で並ぶ6人の選手と、アジア各地へ伸びる光の軌跡を描いたイラスト
イラスト: OpenAI

10月9、10日のJ1は、そこで話が終わる週末ではありません。9日は鹿島対G大阪、柏対神戸、10日は京都対町田。ACLEとACL2というアジアのクラブ大会を戦う6チームが、国内で3組に分かれてぶつかります。

そして13日から15日には、もうアジアの第2節。6チームは国内戦から最短3日で、それぞれ違う相手、違う会場へ向かいます。金曜と土曜の90分が終わっても、気持ちはそこで区切れそうにありません。週末の余韻ごと次の舞台へ運ばれていく。国内戦とアジアを切り離して見るには、あまりにも濃い一週間です。

開幕節は4勝2敗。ACLEの5クラブとACL2の町田

開幕節は、鹿島の7-1やG大阪の4-1という大きなスコアが目に飛び込んできました。ただ、日本勢全体の結果は4勝2敗です。華やかな勝利だけでなく、京都と柏の悔しさも第2節へ続いています。

ACLE(AFCチャンピオンズリーグエリート)に出場している日本勢は、鹿島、G大阪、京都、柏、神戸の5クラブです。

9月15日の第1節では、鹿島がニューカッスル・ジェッツに7-1、G大阪がコンアン・ハノイに4-1で勝利しました。一方、京都は大田ハナ・シチズンに0-1で敗れています。翌16日は、柏が全北現代に1-2で敗れ、神戸はポートFCに2-1で勝ちました。

もう一つの大会であるACL2(AFCチャンピオンズリーグTwo)には町田が出場しています。町田は17日、ホームでカンボジアのPKRスヴァイリエンに2-0で勝利。ミッチェル・デュークが20分、テテ・イェンギが61分に得点しました。

こうして並べると、同じ開幕節でも6クラブの表情はかなり違います。7得点や4得点の明るさだけでまとめてしまうと、1点差で敗れた京都と柏が次に探すものを見落としてしまいそうです。勝った4クラブにも、敗れた2クラブにも、それぞれ別の続きがあります。

週末のJ1は、6クラブが3組で直接対決

アジアの第2節へ向かう前に、6クラブはまずJ1で3組に分かれて向き合います。中でも柏対神戸は、勝ち負けで加わる勝点が1差の、1位と2位による一戦です。しかも鹿島とG大阪は、9日の試合を終えると中4日で別々の国へ向かいます。

10月9日19時、メルカリスタジアムでは鹿島とG大阪が対戦します。その4日後の13日には、鹿島がベトナム、G大阪がオーストラリアへ。国内で同じピッチに立った両クラブが、今度は別々の国で戦います。

同じ9日の19時には、三協フロンテア柏スタジアムで柏対神戸が行われます。第8節を終えた時点で、神戸は勝点19の首位、柏は勝点18の2位。そして14日には、両クラブともホームでACLE第2節を迎えます。

10日19時は、サンガスタジアム by KYOCERAで京都対町田。京都は13日に同じホームで次の試合へ向かい、町田は15日にシンガポールでACL2を戦います。

この3カードの勝敗を、そのまま次戦の予想には結びつけません。金曜と土曜に向き合った二つのチームが、数日後には別の相手へ向かう。試合終了の笛と同時に、次の移動までの時計が動き始めます。

第1節の相手が入れ替わる二つの組み合わせ

第2節には、相手が交差する二つの組み合わせがあります。鹿島とG大阪、柏と神戸は、それぞれ第1節で別の日本勢と戦ったクラブに挑みます。スコアだけでなく、その90分で何が起きたのかを知っておくと、次の試合の見え方も変わりそうです。

鹿島はニューカッスル・ジェッツに7-1で勝利しました。アレクサンダル・チャヴリッチが、1人で3点を取るハットトリックを達成し、徳田誉も2得点。一方、G大阪はコンアン・ハノイに最初の約30分間、試合の流れを握られました。それでも宇佐美貴史が29分に先制し、67分にも得点。チームは後半に3点を加え、4-1で勝っています。第2節では、G大阪がニューカッスル、鹿島がコンアン・ハノイと対戦します。

もう一つの交差は柏と神戸です。柏は全北現代戦の30分に先制しましたが、48分と69分に失点し、1-2で逆転されました。神戸はポートFC戦で小松蓮が10分に先制。一度は追いつかれたものの、武藤嘉紀が61分に勝ち越し点を決め、2-1で勝利しています。第2節では柏がポートFC、神戸が全北現代と対戦します。

鹿島に7失点したニューカッスルは、G大阪戦の入り方をどう変えるのか。最初の約30分に流れを握ったコンアン・ハノイへ、鹿島はどう向き合うのか。神戸戦で一度追いついたポートFCを柏はどう抑え、柏戦の後半に逆転した全北現代へ神戸はどう挑むのか。まず画面で確かめたいのは、ニューカッスルが開始直後に自陣の中央をどう守るか、そして柏が押し込まれたときの最初のクリアをどこへ運ぶかです。

3日、4日、5日。ホームと海外に分かれる第2節

暖かなホームのロッカーと夕暮れの遠征先を、6組のスパイクと旅行かばんで左右に対比したイラスト ホームで迎える安心感と海外遠征の緊張感を対比したイメージ。AI生成イラスト(実際の試合場面ではありません)。

第2節までの間隔は、京都が3日、鹿島とG大阪が4日、柏・神戸・町田が5日です。さらに京都、柏、神戸はホーム、鹿島、G大阪、町田は海外。同じ「連戦」でも、6クラブが置かれる条件はそろっていません。

10月13日は、日本時間16時45分にオーストラリアでニューカッスル・ジェッツ対G大阪、19時にサンガスタジアム by KYOCERAで京都対ラーチャブリー、21時15分にベトナムでコンアン・ハノイ対鹿島が始まります。このうち国内戦から最短の3日で次戦を迎えるのが京都です。

14日19時には、柏がポートFCを三協フロンテア柏スタジアムに、神戸が全北現代をノエビアスタジアム神戸に迎えます。なお、ACLEでの柏の会場名は「柏サッカースタジアム」ですが、J1で使われる三協フロンテア柏スタジアムと同じ場所です。

15日21時15分には、町田がシンガポールのジャラン・ベサール・スタジアムでタンピネス・ローバーズと対戦します。町田にとっては今大会最初のアウェイ、つまり相手の本拠地での試合です。

京都が0-1で敗れた第1節の大田戦で、AFC公式が記録したシュート数は大田の17本に対して京都は1本でした。今度ホームで迎えるラーチャブリーは、第1節で上海海港に4-6で敗れています。あの数字を見た後だけに、京都の最初の攻撃がどこから始まるかは大切な手掛かりになります。

町田は第1節でカンボジアのPKRスヴァイリエンに2-0で勝ちましたが、第2節ではホームからアウェイへと立場が変わります。大会最初の遠征で、開幕戦から何を変えてくるのか。遠征先で触れる最初のボールにも、その答えがにじむかもしれません。

3日と5日の違いも、ホームと海外の違いも、一つの物差しでは比べられません。13日16時45分のオーストラリアから、15日21時15分のシンガポールまで。試合前の時計と移動距離は、クラブごとに違います。

0-1の京都、1-2の柏。ホームで始め直せるか

開幕節で敗れた京都と柏は、ともに第2節をホームで迎えます。結果が分かれた6クラブの中でも、この節では二つの敗戦からどんな返事を見せるかに目を向けます。

京都は0-1、柏は1-2で開幕節を落としましたが、次はともに自分たちのホームです。

京都で目を凝らすのは、立ち上がりの15分です。ボールを持った選手の近くに味方が顔を出し、相手側で続けてプレーできるか。得点が生まれるかだけではなく、最初の時間帯を落ち着いて自分たちのものにできるかを確かめます。

柏については、全北現代戦で追いつかれてから逆転されるまでの時間を思い出します。ポートFC戦の焦点は、ハーフタイムを終えてピッチへ戻った後の15分。相手に押されたときにボールを大きく遠ざけるのか、味方へつないで落ち着かせるのか。後半最初のクリアがどこへ届くかから、目を離せません。

開幕節で勝った鹿島、G大阪、神戸、町田も、第2節では別の相手と対戦します。先制できない時間や、相手に押し込まれる時間が来るかもしれません。そんなとき、どんな形で自分たちの流れを取り戻すのか。相手に押し込まれた直後、最初のパスをどこへつなぐのかも見どころです。

まず目を凝らすのは、13日19時に始まる京都の最初の15分。翌14日は、柏が後半へ戻る15分です。京都は相手側でプレーを続けられるか。柏の最初のクリアは味方へ届くか。その二つから見ます。

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