運営者の雑感

アジアカップ2027は1年延期も?――AFC会長の発言と、日本代表の1月11日を待つ気持ち

大会が延びたら、森保監督から大岩監督へ引き継ぐ時期はどうなるのか。2027年1月の日本代表3試合を待つなか、サウジアラビアでの開催に心配が募ります。サッカーe日本代表がeスポーツの別大会への参加を見送った判断と、11月のブラジル戦・パラグアイ戦にも目を向けます。

青いマフラーを手にした観客の後ろ姿と、砂色の街並みの向こうに明かりがともるスタジアムを描いた水彩調イラスト。
イラスト: OpenAI

2027年1月11日(日本時間)のインドネシア戦を楽しみにしていたところへ、アジアカップ「1年延期」の報道。開催地サウジアラビアの情勢悪化が背景と聞くと、選手も応援する人も、安心して大会を迎えられるのかな、と心配になりました。

JFAの日程には、年明けの初戦としてインドネシア戦が載っています。待っていた試合が急に遠くなった気がして、私は戸惑いました。

でも、まだ延期が決まったわけではありません。

試合を見たいからこそ、日程の行方も、現地へ向かう人の安全も気になります。

「1年延期」は決定ではない。ただ、AFC会長は可能性に触れた

延期はまだ決まっていませんが、アジアサッカー連盟(AFC)の会長は2028年への延期の可能性に触れています。

AFCが公表した大会日程は、2027年1月7日から2月5日まで。サウジアラビアのリヤド、ジェッダ、アルコバールの3都市で開催する予定です。

リヤドの国際空港への攻撃を受け、オーストラリアの通信社AAPは10月13日、争いが収まらなければ2028年1月への延期が考えられると報じました。この時点では、AFCは取材に答えていなかったそうです。

一方、14日付のロイターの記事によると、サルマンAFC会長はチューリヒで記者団に、必要なら2028年へ1年延期できると説明しています。同時に、今は情勢を見守っていて、すべて予定どおりとも話しています。11月末まで待てるという説明もありましたが、その日が決定日や発表期限として示されたわけではありません。この記事はテニス大会の延期から始まりますが、後半でアジアカップについての会長発言を伝えています。

予定は残っている。でも、変わる可能性もある。私は、この二つが並んでいることに落ち着かなさを感じます。予定どおりという説明だけで、安全面への心配が消えるわけでもありません。いつ開くかに加えて、どんな状況を見て判断するのか。そこまで分かれば、私も少し落ち着いて大会を待てる気がします。

サウジでのeスポーツ大会、JFAは参加を見送った

サウジアラビアで開かれる大会について、日本サッカー協会(JFA)がすでに判断を出したものがあります。サッカーe日本代表が参加する予定だったFIFAe World Cup 2026です。サッカーゲームで競うeスポーツの大会で、男子日本代表のアジアカップとは別の大会です。

10月10日のJFAの発表では、現地の情勢と安全面の情報を総合的に検討して、参加を見送ると説明しています。同じ発表に載っている大会概要は、10月16日から23日まで、サウジアラビアのジェッダで開催するというものでした。

出場を待つ選手や応援する人の立場を思うと、参加見送りという言葉を、私は軽く読み流せませんでした。日本の選手が大会で力を出す姿を見られないのは寂しいです。楽しみにしていた人ほど、残念な知らせだろうなと思います。

それでも、安全面を検討したうえで参加を見送る判断が示されたことには、ほっとした気持ちもあります。残念さと安堵が、私の中では一緒にありました。ただ、この発表から、アジアカップでも日本が同じ判断をするとは受け取っていません。参加する人が安心して向かえるかは、大会ごとに気になるところです。

森保監督から大岩監督へ――気になる交代時期も、先回りせずに

木の積み木で作った橋の上で、サッカーボールを支える手と受け取ろうと待つ手を描いた水彩調イラスト。 チームの積み重ねを次へつなぐ準備を表したイメージ。AI生成イラスト(実際の試合場面ではありません)。

公表されているのは、アジアカップが終わってから監督を交代するという方針です。大会が延びたときの交代時期は、今のところ分からないんです。

7月25日掲載のJFAの会見記事によると、23日の理事会で、森保一監督がアジアカップまで指揮を執り、その後を大岩剛監督が引き継ぐと決まりました。アジアカップのあとは、大岩監督が、21歳以下の世代のU-21日本代表と、年齢制限がない、いちばん上の男子日本代表(A代表)の監督を兼ねる形になります。

宮本恒靖会長は24日の会見で、森保監督の続投について「アジアカップを勝つことから逆算で考えた。」と説明していました。また、将来を見据えた方針には「継承と進化」という言葉を使っています。私は、積み上げてきたものを受け継ぎながら、さらに良くしていくという意味で受け止めました。

この大会を森保監督から大岩監督へつなぐ一つの区切りとして見ていたので、引き継ぐ時期まで気になってしまいます。選手たちが落ち着いて次の試合へ準備できる見通しも含めて、JFAからの説明を待ちたいです。

11月14日のブラジル戦へ、楽しみにする気持ちも残しておきたい

アジアカップの行方は気になりますが、次の代表戦で選手同士がどんなつながりを見せるかも、私は楽しみにしています。

JFAの日程では、日本は11月14日にブラジル、17日にパラグアイと対戦する予定です。日付はどちらも日本時間で、会場はシンガポールナショナルスタジアムです。

10月1日のキリンカップで日本と対戦した、エクアドル代表のマルセロ・ガジャルド監督は、日本のチームとしての土台を評価していました。試合後の言葉の一節です。

a Japan side that already has a very strong foundation (訳)すでにとてもしっかりした土台を持つ日本代表

— マルセロ・ガジャルド(エクアドル代表監督)、JFA英語版(2026年10月2日)

対戦した監督が日本の土台に目を向けていたことは、素直にうれしかったです。選手同士が築いてきた連係を、11月はどんな場面で見られるんだろう。そんな楽しみがふっと戻ってきました。

11月の2試合で私が見たいのは、ボールを奪った直後、誰がパスを受けようと動くのか。そして、前へ進めないときに誰が近くへ来て支えるのかです。ボールを持つ選手の周りまで見ていると、次のパスがつながった瞬間をもっと楽しめそうです。

サウジアラビアで暮らす人たちと、大会に関わる人たちの無事を願っています。その気持ちを持ちながら、次の代表戦でどんなプレーに心が弾むのか、楽しみに待ちたいです。

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